沖縄で猛威をふるう「中国人が攻めてくる」=中国脅威論を検証する

沖縄で猛威をふるう「中国人が攻めてくる」=中国脅威論を検証する

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58173
「沖縄のことが大好きな中国人は多いです。何より、大陸から近い。上海から90分で行くことができますからね。それに、中国では見ることのできない美しい海がある。団体旅行で沖縄を訪ねてその魅力にはまり、その後、個人旅行で再訪する人も急増しています。侵略? そんな目的を持っていたら旅行を楽しむことができません」陳さんによれば、中国人観光客の「武装蜂起」など、誇大妄想もいいところだという。「仮に武装蜂起して沖縄が中国になってしまったら、中国人は沖縄への興味をなくしてしまいますよ。いま沖縄に来ている中国人の多くは、中国の観光地なんて興味ないし。誰もそんなところに行きたくない。楽しくないよ、中国の沖縄なんて(笑)」基地反対運動に興味を示す観光客も、ほとんど存在しないと断言する。「遊びに来ているのに政治のこと考える人、いませんよね。真剣に反対運動している方々には申し訳ないのだけれど、中国人はむしろ、米軍基地に興味津々です。だって、そんなもの見たことないから。ですから、反対運動の現場に行きたいという人はいませんが、米軍基地がよく見える場所に連れて行ってくれという人は多いです」そんなときに陳さんが中国人観光客を案内するのが、米軍嘉手納基地に隣接する「道の駅」だ。ここでは屋上の展望台から嘉手納基地の滑走路を一望することができる。「離着陸する戦闘機を見ては、家族連れが『かっこいい』とはしゃいでいますね。反日とか反米とか、そんなこと口にする人はいません」