今に響くハンナ・アーレント 官僚の無責任、排外主義…

今に響くハンナ・アーレント 官僚の無責任、排外主義…
ナチス全体主義は、いわば『アーリア人ファースト』という物語のもと、ユダヤ人や共産主義者、さらには同性愛者らを抹殺しようとした。自分たちと違う物語を話す存在を認めなかったのです。今の日本と当時のドイツが同じだとは思いませんが、外国籍住民や異なる考えを持つ人たちに『日本から出て行け』と言うヘイトスピーチの姿勢と共通するものがあると感じています」


アーレントは、自分自身で考えて『おかしい』と思う人が行動を起こすことで希望が生まれる、と考えました。どんな権力でも、一人一人の自由を根絶やしにすることはできない、と。」