同調圧力が高く、教育の正解主義が根強い日本社会で「道徳」の教科化なんてやれば、自民党・日本会議の介入がなくても、ほぼ自動的に「道徳」も正解主義に陥り、多様性フォビア、異質性フォビアが助長されるのだろう




これ衝撃だった。道徳の授業で「家族愛は無償」ということを教えるために、「お母さんの家事労働にも対価を払うべきなのでは?」という意見を述べた男の子がクラスで笑われて、恥ずかしさを植え付け、異なる意見を封じられる……。




その子の家は共稼ぎで、仕事と家事の両立で大変な母親を思ってそれを言ったという。
小学3・4年の道徳の教科書に乗っている「お母さんのせいきゅう書」(原作は「ブラッドレーの請求書」)というものらしい。検索するとやばめなpdfがゴロゴロ出てくる


同調圧力が高く、教育の正解主義が根強い日本社会で「道徳」の教科化なんてやれば、自民党日本会議の介入がなくても、ほぼ自動的に「道徳」も正解主義に陥り、多様性フォビア、異質性フォビアが助長されるのだろう。多様な意見、異質な意見を拒絶し、特定の意見・価値観への同調を強いる正解主義、規則遵守主義(規則の根拠・由来を問わない)など、「道徳」教育で起きている弊害は、日本社会に広く蔓延るもの。だからこそ、自民党日本会議的なものが浸透し支持されやすい。