<保育無償化>首相「すべての子供たちに」はウソだった?

<保育無償化>首相「すべての子供たちに」はウソだった?

安倍晋三首相が衆院選で力を込めて訴えた「幼児教育・保育の無償化」を巡り、政府は認可外保育施設を対象から外すことを検討している。これを知った保護者たちから、怒りと落胆の声があふれ出している。首相の「すべての子供たちに」という言葉はうそだったのか。【中村かさね/統合デジタル取材センター】

安倍首相は衆議院解散を表明した9月25日にこう言った。「2020年度までに3歳から5歳まで、すべての子どもたちの幼稚園や保育園の費用を無償化します。0歳から2歳児も所得の低い世帯には全面的に無償化します。待機児童解消を目指す安倍内閣の決意はゆらぎません」。自民党の公約にも「3歳から5歳までのすべての子供たちの幼稚園・保育園の費用を無償化」とある。

「認可に入れなかった人を無償化の対象から外すのは、当事者を二重に窮地に立たせることになり、公平性の観点からも疑問」
「宣伝チラシを見て店に入ったら違うものを売りつけられた、ということ。公約が実現したかどうか検証し、次の選挙で評価を下すことが大事だ」