組み体操を「戦争に備えた軍事教練の一環」と見なすのは、論理の飛躍ではないと私は思い始めている。上位者の命令と周囲の期待感に後押しされ、怪我や死亡のリスクがある状況でも、従順に服従して規定の任務を遂行す
27年前に、組み体操事故で息子さんを亡くしたご遺族が、沈黙を破り取材に応じてくださった。80歳のお父さんの言葉「重傷事故のリスクがあると知りながら、子どもを危険にさらす必要があるのか」http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2017101302000004.html …
組み体操を「戦争に備えた軍事教練の一環」と見なすのは、論理の飛躍ではないと私は思い始めている。上位者の命令と周囲の期待感に後押しされ、怪我や死亡のリスクがある状況でも、従順に服従して規定の任務を遂行する戦闘員の育成という「目的」を設定してみれば、不可解な行動の合理性も説明がつく。
教師の命令と周囲の期待感が精神的圧力となり、本当は組み体操など怖くて逃げ出したいのに「やりたくない」と言えない子どもは、大勢いるのではないか。特に「周囲」に親や親戚が入っている場合は厳しい。他の学校行事はすべて児童の安全第一なのに、なぜ組み体操だけ、学徒兵のような人命軽視なのか。