「過去の贖罪しない日本、世界経済に脅威」米国際関係専門家が指摘


「過去の贖罪しない日本、世界経済に脅威」米国際関係専門家が指摘

ブレジンスキー教授は「第二次世界大戦当時、日本は歴史上最もおぞましい蛮行を犯した」と指摘した上で、「1990年代以降日本政府が数回過去史に対し謝罪する声明を発表したが、(戦犯の位牌がある)靖国神社を参拝するなどその真正性に疑問を持たせた」と説明した。続けて「日本は自分たちの蛮行を反省して被害者を慰める歴史博物館や記念館を建てて折らず、若い学生たちにも自国の残酷だった歴史を教えることもない」として数回にわたり歴史的な誤りを心から反省してきたドイツと違う姿だと批判した。 彼は「特に安倍晋三首相は前任者より歴史問題にさらに強硬な立場を取り、『これ以上の謝罪はない』という立場を明確にしている」とした。20世紀初めに日本が第二次大戦当時に犯した極悪非道な行為が単純に『自国の利益』を追求することだったと学んだ安倍世代の若い日本人も過去の行動を謝る必要はないと考えていると指摘したブレジンスキー教授は、「こうしたすべての傾向は国粋主義的記憶を強化し現在の貿易紛争を悪化させる」と指摘した。



「今回の貿易戦争がアジアと世界経済に混乱をもたらす前に終えられても、日本が過去史に対し近隣諸国としっかりとした和解と合意ができないならばアジアはまた別の経済的・軍事的危機に直面することになるだろう。歴史を認めない日本は発展と繁栄を制限し、世界がそれによる結果で苦痛を受けることになりかねない」と警告した。