野党共闘が成立したのはたいへん結構なことだし、共産党の公約も常識的なものだと思うけれど「アメリカに好感されている政治家が政権の座にあるべきだ」という属国民マインドを解除しない限り、政権交代は不可能とい


お昼寝してたら電話取材。『赤旗』から参院選についてのコメント。野党共闘が成立したのはたいへん結構なことだし、共産党の公約も常識的なものだと思うけれど「アメリカに好感されている政治家が政権の座にあるべきだ」という属国民マインドを解除しない限り、政権交代は不可能という話をしました。「属国はいやだ」という痛覚がなければ対米自立への道は始まりません。でも、現代日本の「保守派」も「右派」もアメリカの属国民であることから豊かに受益し、status quoに満足しきっている。逆に、日本が政策を自己決定できる主権国家になることを願う人たちが「反日」と呼ばれている。日本国民はこの属国民マインドをあまりに深く内面化してしまったので、「黙って俺の言うことを聞け」と理不尽な犠牲を強いる為政者のありようが自然で真率に思え、「皆さんのためになることをします」という野党が欺瞞的で嘘つきに見える。