そもそも「ゴルフ外交」なんていう意味不明の言葉を平気で使っている時点で、日本の大手メディアはおかしいだろう。一体どこの世界に、トップのシリアスな交渉を「ゴルフ外交」でやる民主主義国があるか? 密約外交


食べ物に触れるにしても、例えばトランプ大統領が昼に食べたアメリカ産牛肉を使ったバーガーについて、英語版ロイターの記事は「牛肉」と絡めて貿易交渉に言及していたが、日本のメディアは「バーガーを食べた」というだけ。だから何だとしか言いようがないし、それは報道ではなく広報でしかない。
トランプ来日に関する国内メディアの報道(?)が「ゴルフ」「相撲」「炉端焼き」「じゃがバター」と、信じられないぐらい稚拙な内容ばかりで笑うしかない。欧米メディアは貿易問題については勿論、北朝鮮の短距離ミサイル発射に関する安倍首相とトランプ大統領の温度差など、きちんと「報道」している。
せめて、先日墜落して事故原因の究明どころか機体もパイロットも見つかっていないF35の大量購入は、トランプ大統領が来ているうちにキャンセルして頂かないと困りますね。何せ、財源不足を理由に市民が苦しみ喘ぐ消費増税ありきの予算を、野党の反対を押し切って通したぐらい余裕が無いのですから。
そもそも「ゴルフ外交」なんていう意味不明の言葉を平気で使っている時点で、日本の大手メディアはおかしいだろう。一体どこの世界に、トップのシリアスな交渉を「ゴルフ外交」でやる民主主義国があるか? 密約外交は民主主義の先進国では「国民への背任」だが、権威主義国では普通。今の日本は後者。




トランプ氏握手の作家ら「ご招待」? 桜井よしこ氏ら「打ち合わせなし」(毎日)
記事にするだけマシという見方もあるだろうが、「安倍首相が自分の身内だけ優遇して『米大統領との握手』という特権を自分の権力を使って供与した事実」を全然批判していないのが異様だと思う。(続き)しかも、毎日新聞の記者も当日そこに居たはずなのに、記者の疑問として問題を取り上げるのでなく「ネットで批判」や「何々というツイート」と、記事中の全ての批判を「ネットの書き込み」に転嫁し、安倍首相でなく「門田氏のチケット入手法」が問題の本質であるかのように焦点をずらしている。(続き)大統領を警護するSPが全然静止していない状況を見れば、事前の打ち合わせがあった可能性は高いだろう。どこの誰ともわからない外国人がいきなり大統領と接触するのをSPがボンヤリ許すとは思えない。そして安倍首相は明確に、自分の「身内」を指さして特別なはからいをするよう促している。