「慰安婦」は「親に売られた」と簡単に言う方がいますが、戦前といえども本人の同意のない契約は無効であり、虚偽の契約で「親に売られた」場合は 誘拐 であり、その情を知って就業させれば使用者も違法が問われま

慰安婦」は「親に売られた」と簡単に言う方がいますが、戦前といえども本人の同意のない契約は無効であり、虚偽の契約で「親に売られた」場合は 誘拐 であり、その情を知って就業させれば使用者も違法が問われます。
「引例二十九」の出典は、比企昌業『花柳の顧問』(三業人事頼信社,1926年)pp.182-3

(国会デジタル資料で公開)『花柳の顧問』に見るように、娼妓の抱主は法律やトラブルへの対処法の知識も必要で、資金も考えると簡単に始めることはできなかったと思われる。一方、日本軍「慰安所」の場合は、在外公館への書類を含めて一定の書式があったようで、軍の管理下にあるので周旋人が新規参入できたのではないか?慰安婦」の募集に際して、軍は業者(周旋人)に資金援助をしたのだろうか?菊丸さんのように増えた前借金を払ってもらって「慰安婦」になったという証言がある(働けば働くほど「前借金」が増えるって地獄)。債権を引き受けたのは軍としか考えられないが。なお菊丸さんは「将校専用」の特別待遇。