今は昔と違い。マネーは電子化されている。だから現代の預金封鎖に必要な要件はたったの2つ。★日本国内にある「日本人と外国人の金融資産を、事前に完全に分離・仕分けしてしまう事。


①金価格と為替の関係。少しまとめておこうと思う。簡単な二次方程式だが意外に理解していない人が多く誤解を招きかねない。

画像左側の上下のチャートを見比べて欲しい。まるで別のチャートにみえるが、どちらも過去10年間の金価格推移だ。

上が米ドル換算。下が日本円換算。単位はオンス。(続)

②米ドルでは最高値から大きく値下がっている。だが日本円ではそのまま推移してきた。

米ドルで生活する人にとって。金は安くなった物なのに。日本円で生活する人には相変わらず高値のまま推移している物となる。

で…現実的に正しい判断ができているのはどちらか?米ドルで生活する人なのだ。(続)③何故。この日米相違が生じてしまったのか?全ての理由は2014年に始まったアベノミクス

もう一度。左上のチャートを見て欲しい。金価格が大きく下がったのが2013〜14年である事に気づいて欲しい。

そして右側のチャートを見てみよう。そこに答えがある。約4割の円安だ。(続)④あまり日本で報道されない事のひとつに。日本は「為替操作監視リスト」に組込まれた国家だと言う事がある。

日本では中国の為替操作がやたら取りざたされるが。外から見ると「日本と中国は目糞鼻糞」どころか日本の方が酷い。

中国人が押寄せて爆買するのは日本円が安くてモノが安いからだ。(続)⑤日常的に為替と関係しない人でも「購買力平価」と言う言葉を耳にした事があるだろう。

本来。為替の変動相場の役割は「世界各国の物価を均等に収束させる為」にある。

相場を放置しておけば世界中の物価は必ず同じになっていく。故に各国のエゴで操作してはならないものと通常は見做される。(続)⑥右側のチャートを見て欲しい。アベノミクスが始まった時。1米ドルは約75円だった。

これが「高すぎる」と叫ぶ人が居る。輸出で儲ける人である。日本ではトヨタを始めとする大手企業だ。

果たしてそれは正しいのか?その正否を判断する指標が「左上下のチャート」となる。「答えは否」だ。(続)
購買力平価で多く使用されるものに「ビッグマック指数」がある。

ビッグマックは世界中で販売されていて。原価も人的労働力も等しい。故に各国の価格差を調べることで為替の歪みを評価する。

驚くなかれ。米国人から見た日本のビッグマックは。彼らの感覚からすれば70円程度の代物なのだ。(続)
⑧日本人が70円で買えて。腹が膨れる食品を冷静に探して欲しい。

インスタントの袋麺以外に何か思いつくだろうか。外食ではゼロだ。

感覚的に70円ぐらいでビッグマックが買え。30円ぐらいでコンビニ珈琲が飲める国。それが米国人から見た今の日本。

だからゴールドが今でも高く見える。(続)
⑨話を金に集中しよう。私は預金封鎖の対策として。現物の金を小さな単位で。回数を分け。時間をかけ。数多く購入するよう勧めている。

その金は。これから数年。日本円換算で値下がりしだすだろう。円高が始まるからだ。だが。それで損をしたと考えるのは大間違い。それを次から説明する。(続)
⑩①ここで。もうひとつの勘違いを修正する。話せば長くなりすぎるので結論だけ。

通貨の価格(←為替的表現)が国力を示すと言うのも大勘違い。それは時と場合による。

通貨安競争は見た目の景気をあげる為に実施される。スーパーの安売りとまるで同じ。国力を高める手っ取り早い方法なのだ。(続)⑩②さらに。最後の勘違い。これは金製品に消費税を掛ける非常識な日本に生まれ育った日本人独特の勘違い。

貴方は「銀行口座に米ドルや日本円と同列でゴールドが記載される国」があるのを知ってるか?

つまり。ゴールドは国際的には通貨なのだ。「金貨・金銭」と言う言葉があるのがその証明。(続)


⑩③そろそろ結論に移る。何故?預金封鎖対策に。純金現物や。金アクセサリーや。金製品を持つべきなのか。そしてそれを小分けにして持つべきなのか。

(1)これから円高が始まるだろう。その理由は安倍クロ黒魔術の化けの皮が剥がれ落ちるから。この超低金利継続では金融機関が維持不可能。(続)
⑩④要するに。安倍クロ黒魔術には残り弾が無い。第二次世界大戦の最後の帝国軍と似た状態。

でも実は。最後の禁断の弾が残ってる。原爆のような存在。同等の威力も持っている。

(2)それが本物のヘリマネ。日銀による永久国債の直接引受け。これは凄い効果を持つ。円は必ず急転落下する。
(続)

⑩⑤問題は…本物のヘリマネの効果が何処まで凄まじいのか。その程度が誰にもわからない事。



分かっているのは「凄まじい」と言うことだけ。そもそも「変動相場制移行後の前例」が無い。故に調整が難しい。というか、分からない。



だからヘリマネは最初は極僅か。小出しで始まる。(続)
⑩⑥「最後の藁」と言う言葉がある。意味は自分で調べて欲しい。本物のヘリマネの恐ろしさはこれに尽きる。



(3)最初の1本でハイパーインフレになるかもしれない。そうなれば預金封鎖の必要など無くなる。日本円は紙切れになる。国の借金もゼロになる。貴方の手元にはゴールドが残る。(続)
⑩⑦或いは。



(4)最初の1本の威力の凄まじさに恐れ慄けば。予想外の副作用が重大ならば。国際的な批判をかわせそうになければ。米国の逆鱗に触れれば。2本めが使えなくなる。



この場合の最後の選択が【実態的な預金封鎖】となる。ここも勘違いしてる人が多いと思うので次に説明する。

(続)
⑩⑧現代の預金封鎖は過去とはまるで違う。



昨日と同じように銀行は開店し。株式市場は動き。為替市場も動く。日常的な風景もそのままだ。



(5)朝起きたら「非常事態宣言発動」が報道され。「金融資産税実行の内容説明」が報道され。既に口座から金が引き落とされている。



そんな感じ。(続)
⑩⑨今は昔と違い。マネーは電子化されている。だから現代の預金封鎖に必要な要件はたったの2つ。



★日本国内にある「日本人と外国人の金融資産を、事前に完全に分離・仕分けしてしまう事。



外国人の金融資産は没収できない。やれば必ず国際問題に発展する。戦争勃発の危険すらある。(続)
⑩⑩そして。