岩屋防衛大臣が南スーダンの日報について「隠蔽には当たらない」と答弁していて、ひっくり返りそうになった。私の開示請求に対して部隊の担当者が日報を特定し、司令官も一度は決裁したのに、それを誰かがひっくり返
今日の岩屋防衛大臣が南スーダンの日報について「隠蔽には当たらない」と答弁していて、ひっくり返りそうになった。私の開示請求に対して部隊の担当者が日報を特定し、司令官も一度は決裁したのに、それを誰かがひっくり返して「存在しない」と偽って開示しなかったのに隠蔽ではないとはどういうこと？
岩屋大臣は「隠蔽」の定義を「人または物を身につかないように意図的に覆い隠すこと」と述べた上で、自衛隊の日報について「隠蔽には当たらない」と断言した。南スーダンの日報は、防衛省の特別監察ですら、開示すべきものを意図的に開示しなかったと認定しているんですけど…。
２年も経たないうちに、もう「歴史の改ざん」が始まっている。これ、かなりヤバいと思う。大臣がこれでは、また繰り返しますね。というか、答弁は防衛省の背広組幹部が作成しているので、彼らがあれは隠蔽には当たらないと思い込んでいるということ。相当深刻だと思う。
これは断言しますが、あれが隠蔽じゃなかったら、この世に隠蔽は存在しないことになります。
「侵略」や「虐殺」という言葉に関しても、特定の法的定義を恣意的に援用して適用範囲を狭め、日本軍がやったあれは「侵略」ではない、「虐殺」ではないと強弁する人士がいますが、みんな同じグループですね。歴史を平気でねじ曲げる人間は、目の前の現実も平気でねじ曲げる。
