「男は外で仕事、女は内で家事育児」という性別役割分業観に基づく家族は明治期に理念として生まれ、戦後の高度成長期に普及した「近代家族」であり「日本の伝統」などではない。江戸期、人口の大多数を占めた農業で


良い記事なのですが、見出しの「伝統的価値観に生きづらさ」に違和感。
例えば「男は外で仕事、女は内で家事育児」という性別役割分業観に基づく家族は明治期に理念として生まれ、戦後の高度成長期に普及した「近代家族」であり「日本の伝統」などではない。江戸期、人口の大多数を占めた農業では男も女も働くし、家事・育児は性別ではなく「手があいている人」が担った。武士の家で男児の教育は(登城しない母ではなく)男親の仕事。
性別役割分業観に基づく近代家族が決して「日本の伝統」などではないことは、何度強調してもしすぎることはない。

(エイジングニッポン:7)家族って何?居場所探して 伝統的価値観に生きづらさ

https://www.asahi.com/articles/DA3S13837945.html