経産省が飛びついた小型原子炉開発だけど、これらは合衆国で失敗に終わり、手仕舞いに入っているもの要するに、商用化できないがらくたに相も変わらず市民のお金を注ぎ込む。フランスのASTRIDと全く同じで、。

経産省が飛びついた小型原子炉開発だけど、これらは合衆国で失敗に終わり、手仕舞いに入っているもの。

要するに、商用化できないがらくたに相も変わらず市民のお金を注ぎ込む。

フランスのASTRIDと全く同じで、既に手仕舞いに入っている失敗したガラクタに経産省のメンツのためだけにお金突っ込む
小型モジュール炉計画は、原子力ルネッサンスの目玉の一つで、1~30MWe級の小型炉ならば3G+より格安にできるという目論見で、炉心は使い捨てで所内の水ピットに保管する。

メンテナンスフリーなので、運転管理費(発電コストの3~4割)を削減できるのが売り。

また、小型なので固有安全性が高い。mPowerは、B&Wによって2014年に事業縮小が始まり、2015年春には撤退してしまった。子会社のホームページはこのとおり。

mPowerは、小型モジュール炉(SMR)としては保守的な炉で、完全一体型の原子炉を4年運転し、炉心モジュールは使い捨て。

出力は250MWeだったと思う。

非常に優れた炉だが、シェール革命でセグメントを失い、福島核災害でTHE END.
新・化石資源革命と再生可能エネルギー革命は、日本以外では大成功で、世界を変えている。

それの煽りを食ったのが原子力ルネッサンスで、もともと実体がないのであっというまに吹き飛んだ。

WHとアレヴァの経営破綻がその象徴。

B&Wはうまく逃げた。mPowerはDOEの助成でTVAが実証炉を建設するという話があったと思う。

TVAというのがミソで、事実上の半官半民で、DOEもSMRにお金突っ込んだのでなにか成果を見せないといけないということ。

合衆国でも結構この手の話はあって、FED(電界放射ディスプレ)開発手仕舞いのときに試作品が大量に出た。日本の経済・技術メディアは、これをFED実用化近しと大騒ぎしてキャノンや東芝など日本メーカーが騙されたが、この手の試作品が出てくるというのは政府からの財政支援に対して最後に形だけ見せる(実際には使えないガラクタを展示会だけの間動かしてみせる)という慣わしがあり。これで手仕舞いなの。モトローラが90年代後半に試作品をSIDで展示して、経産省、日系メーカー、日系経済・技術メディアは浮足立ったのよ。

ところが実際にはモトローラの下請けに日本メーカーが居て、彼らはこれは手仕舞いということははっきりわかっていた。(商品か不可能な品物で、技術発展の余地もなかった。)モトローラは、SIDでカッコだけは良い試作品発表後、あっという間に手仕舞いして完全撤退した。

このフットワークの軽さはB&Wでも同じだった。

で、いつまでもガラクタにしがみついて合衆国の技術系Start-up(ベンチャー)にお金を貢ぐのが日本政府と日本企業。