地位に付随する権力は最大限に振りかざし、地位に付随する利益は最大限に享受するが、地位に付随する責任は一切放棄して、下の者に押しつける。こういう権力者が、政界でも民間でも堂々と跋扈する社会になっている。


原発事故を巡って東京電力の旧経営陣が刑事責任を問われている裁判で、社長や会長を歴任した勝俣恒久被告が「社長は万能ではない」などと話し、自らの責任を否定しました(テレビ朝日
国の頭が完全に腐っているから、国に守ってもらえると思う連中も同様の腐った態度をとる。勝俣氏が問われているのは「国民に多大な迷惑をかける事故を起こした企業の経営トップとしての責任」であって「社長が万能か否か」など誰も聞いていない。聞かれたことに答えず、聞かれてないことに答えることで、質問に答えたように見せかける。安倍晋三氏もよく使う手だが、真似する方も腐っている。地位に付随する権力は最大限に振りかざし、地位に付随する利益は最大限に享受するが、地位に付随する責任は一切放棄して、下の者に押しつける。こういう権力者が、政界でも民間でも堂々と跋扈する社会になっている。脱感作療法のように、これに慣れて適応してはいけない。倫理観が麻痺してはいけない。