実は富裕層には課税が弱いし、健康保険税負担も軽い


実は富裕層には課税が弱いし、健康保険税負担も軽い。 1000万円以上の所得層にとっては保険料負担の割合がわずか3%程度にすぎない一方で、30万円未満の所得層では19.4%にも及んでいる。加入者層として最も多い100万円以上150万円未満層でも、負担割合は12.1%と極めて高い。財務省によると、一億総中流と言われ始めた1974年では所得税最高税率が75%。さらに住民税最高税率は18%。合わせると93%。現在は所得税最高税率はわずか45%。支払っているように見えて、以前よりも極めて富裕層に甘い課税基準。貧困層は自己責任で抑圧され、格差が広がり、再分配機能は弱まる。