三浦瑠麗「日本と違って米ではクリントンのホワイトウォーター疑惑でも議会が1年もやらなかった」中林美恵子「私その時、米議会で働いていましたけど、調査委員会つくって長い時間かけて調査しました」知ったかぶり















朝生
三浦瑠麗「日本と違って米ではクリントンホワイトウォーター疑惑でも議会が1年もやらなかった」
中林美恵子「私その時、米議会で働いていましたけど、調査委員会つくって長い時間かけて調査しました」
知ったかぶり瞬殺

三浦瑠麗氏の主張要旨
1)加計問題は確かに政府のプロセスに関する説明はひどいが、全否定するのではなく、規制の中で獣医学部ができたので結果はよかったという見方がある。
2)米ではかつてホワイトォーター疑惑という大統領の不正資金疑惑スキャンダルがあったが1年も議会はとまらなかった。
ホワイトウォーター疑惑は不正融資の刑事案件で独立検察官が6年間かけて調査報告書を出した。共和党はこの疑惑を追求し1994年中間選挙民主党は大敗し上下両院過半数割れした。加計は今のところ刑事案件ではないので比較にも無理がある。3)クリントンには多少のミスや疑惑を抱かれる余地はあったが、決め手はなく、訴追できるものはなにもなかった。共和党は疑惑を追求しすぎて政治利用したという歴史的理解となっている。
※これは安倍首相と野党の関係になぞらえているのは明らか。4)したがってものすごい有罪な案件が出ない限り、加計問題で議会が1年もとまるのはありえない。
※議会ではその他の審議も並行して行われている。
※刑事事件ではないので現状、国政調査権のある国会で追求することが適切。もっとも重要なことは首相が国会で国民に向かって嘘をついたかどうか?
※有力証拠が次々に出ている。政府が質問にきちんとこたえ、情報を公開し、与党が重要関係者の議会承知を拒まなければこんなに時間がかからない。
中林美恵子氏の主張要旨
1)そのとき自分は職員としてワシントンの議会にいた。
2)ホワイトウォーター疑惑は長い時間をかけて調査が行われた。
3)自殺者も出てきちんと調査しなくてはいけないということで議会とは別枠で特別な調査委員会をつくってやった。
4)米では大統領が嘘をつくというのが一番の問題
5)クリントン大統領は(ホワイウォーターは訴追されなかったが)、モニカ・ルインスキー問題で不倫をしたかどうかではなく大統領が嘘をついたかどうかで弾劾裁判までかけられた。
6)国民にとって、民主主義にとって、アメリカで重要視されるのは物事を決めるプロセスとトップの説明能力や丁寧さである。



三浦瑠麗さんは1年間日本の国会が止まってたような印象の言い方してたけど、実際には止まってないし、各委員会いろんな案件で開かれてるし。
学者なら、公文書改ざんで1年間この議論が無駄になった部分と、今後議論の元になる文書の信頼性が損なわれたことに警鐘を鳴らすべきじゃないのかと思った。しかも野党は調査特別委員会の設置を要求してるし。



朝まで生テレビ! 2018年6月1日