第105回 福島・守るのは誰のため?


西谷文和(ジャーナリスト)

鈴木規雄さん(郡山コミュニティ放送ココラジ代表)
伊藤俊彦さん(株式会社ジェイラップ代表)

■メインテーマ:「福島・守るのは誰のため?」

 2年間に渡ってお送りしてきました「自由なラジオLight-Up!」も、今回が最終回。前身の「ラジオフォーラム」から数えれば、5年3ヶ月になります。
 そもそも番組がスタートした最大の理由は、市民目線で知りたい福島第一原発事故の情報を日常的にお伝えすることでした。そこで今回は、番組の原点でもある福島を訪れ、全く違う立場のゲストお二人にお話を伺います。
 お一人は、郡山市コミュニティ放送ココラジ代表の鈴木規雄さん。日々情報発信する立場であり、かつ、ご自身が自主避難を続ける立場から「この7年間で、変わったこと、変わらないこと」とは何だったのか?についてお聞きします。
 また、農業生産者の立場から、株式会社ジェイラップ代表の伊藤俊彦さんには「風評被害の実態について」。事故当初の戸惑い。風評はどのように発生してきたのか?そしてどのように戦い、その先に行き着いた答えとは何だったのか?
 もしかして、福島が守ろうとしてきたのは、福島県民だけではなかったのではないか?その希望に満ちた壮大な考え方に迫ります。


■Light-Upジャーナル:「福島・現在の汚染状況について」

 放射能の専門家として、各地の汚染状態を測定し続けていらっしゃるお一人が、今中哲二さんです。そこで、今回はパーソナリティの西谷文和に加え、ゲストのお二人(鈴木規雄さん・伊藤俊彦さん)からも、現在の時点で気になっている個々の事案について(米野菜の汚染について・セシウムボウルの飛散について等)、それぞれの立場から今中さんに解説していただきます。