お盆に肉食と餓死を考えました
お盆にあまねさんの「肉食と餓死」を読み、色いろ想い泣けてしまいました。
私の田舎では、お盆は親族が集まり精進料理をいただき、皆でご先祖様の供養をして過ごします。
一般的かどうかわかりませんが、朝はオハギと醤油にぎりに、旬の野菜料理をお供えして、お昼は精進揚げ(野菜の天ぷら)に麺類をいただきます。
これは殺生を禁じる仏教の教えに則ってのこで、精進料理といえば、穀物・野菜・豆類・海藻類など植物性の食材のみ、使って作る食事と理解されています。
日本の仏教はこんな素晴らしい考えなのに、日本人はいつから変わってしまったのでしょう?とお盆に改めて考え、さっそく図書館で精進料理の本を借りてきました。
下記はあまねさんのコメントで、私も共感していることなので紹介させてください。
日本は世界一の食料廃棄大国と言われています。
賞味期限はあれは美味しく食べられる期限で、三日過ぎようが食べても異常無しの物も多いですね。
それを賞味期限が近づけばマズくなって売れなくなる、または何か起きても責任を取れないから大量に廃棄されています。日本は非常に罪深い国だと思います。
回る寿司では皿がレーンを350メートル回れば、自動廃棄するシステムになっていたり、乾いていたり崩れていたりする寿司は従業員が廃棄します。
海老や貝など一匹一匹の命なのに、それをゴミのように大量に毎日廃棄しています。
このようなことが続いていて良いはずがありませんよ。
人類はいつの日かこのような酷い行為の報いを、受けなくてはならないと思います。
私たちは医療スタッフの後についてテントからテントへと回った。
医療スタッフらは子どもたちの上腕周りを測りながら、栄養失調の兆候はないか調べていた。
測定用のテープは緑、黄色、赤の三つの目盛りで区分けされていて、上腕周りが緑の線を越えていれば許容範囲、黄色は懸念すべき状態、赤色の目盛りが示す11.5センチ以下の場合は、栄養失調と診断された。
この記事を読んで、初めてそのような「上腕周囲測定テープ」(MUACテープ)というような物があることを知りました。
自分は13年前に最愛の父を亡くして、それから急激に痩せてしまい、ずっと拒食体質で162cmで37kgの体重をずっとキープしていますが、特に腕はとても細いです。
そんな私の上腕部は一体何センチだろうか?と測ってみたところ、私のこのとても細い腕で18cmもありました。
11.5cm・・・私はその測った紙を11.5cmで測って切って丸く円を作ってみると、あんまりの細さに泣きそうになりました。
途上国の飢餓が何故なくならないのか。
その原因の大きなひとつに、先進国の肉食が関係していることを、知っている人はまだ少ないです。
飢餓状態にある子供の80%は、余剰食糧を生産している国の子供たちだそうだ。
輸出用(つまり日本などの先進食糧輸入国)の食糧、たとえば牛などの家畜を生産している隣で、飢えでものを食べることがままならない状態で、過ごさなくてはならない子供たちが大勢います。
つまり、食糧支援を行うだけでは、根本的な解決には全く繋がらないのです。
たとえば、1993年に日本で起こった米騒動。
これはつまり、先進国が世界から穀物を買い取ることで、途上国に飢餓が起きることを表しています。
何故、穀物が不足するのか。
それは十分に生産できているはずの穀物を、食肉用の家畜の飼料に回しているからなのです。
食料支援や募金だけでは、飢餓を無くすことは不可能なのです。
家畜に回している穀物を、家畜に回さないようにしなくては、飢餓は根本的に無くならないということです。
「肉食をやめると地球は救われる」とは、言い方を変えれば「肉食をやめなければ地球を救うことは最早できない」ということです。
2025年、2050年、世界は日本は、どのように変化しているのでしょうか。
このまま人類が肉食を続けていけば、2025年までに世界的な深刻な飢餓と、水不足が起こると言われています。
このまま行くと温暖化でもミニ氷河期でも、2050年には世界中で食料を奪い合う、阿鼻叫喚地獄のような世界になっているかもしれません。
今、貧しい国で起きている飢餓は、日本の未来の姿かもしれません。
1人でも多くの人が肉食をやめることを私は望み続けます。
多くの人が早く気づけば、きっとまだ間に合います。あまねさんのブログより転載
転載元: ひまわりの旬料理と健康管理