本田由紀さんに聞いた(その1):国家による「家庭への介入」がはじまっている

本田由紀さんに聞いた(その1):国家による「家庭への介入」がはじまっている

http://maga9.jp/interv170726/
従来の「家族」が崩壊しつつある今、かろうじてでもこの社会を維持していくためにやるべきことは、「家族」に対する「こうあるべき」という重荷をできるだけ軽くすること。同性カップル婚外子や養子、単身親など、これまで「変わっている」と言われてきたような家族も、そして個人も、当たり前の存在として生きていける、のびのびと可能性を発揮できるようにしていくことだと思います。そのための基盤整備や多様性を尊重する価値観の浸透こそが重要なのに、今の政府がやっていることはそのまったく逆なんですよね。 私が研究している若者の労働事情などについてもそうですが、今の政府のやっていることを見ていると、現状をまったく見ず、すでに壊れてしまったかつての「古きよき日本」の姿を妄想しているとしか思えません。私はもともとノンポリなのですが、そうして「社会の壊れ」に対していっこうに有効な策を打とうとしない姿勢が許せなくて、政府批判をせざるを得なくなっているんですよね。