共謀罪の前提が認められれば「国の仕事をオレが代行してやるよ」という連中が「官許」を得たと錯覚して「ボランティアで」隣人の告発と私刑を始める。


実際に思想警察・政治警察を制度化するまでにはずいぶん手間も時間もかかるでしょうし、既存の省庁からの抵抗もあるかも知れない。でも、それ以前に、共謀罪の前提が認められれば「国の仕事をオレが代行してやるよ」という連中が「官許」を得たと錯覚して「ボランティアで」隣人の告発と私刑を始める。
処罰のおそれも報復のおそれもないと知るといくらでも卑劣にも暴力的にもなれる人間がこの世には一定数存在していることを僕は経験的に知っています。ふつうの市民社会では出番がない彼らですが、共謀罪は彼らに「政府がオレたちの活躍を期待している」という錯覚をもたらします。相模原のやまゆり園での大量殺人事件の植松容疑者は事件の前に首相と衆院議長に書簡を送りましたが、それは彼らから「殺人許可」がもらえるかもしれないと期待していたからです。だから事件後も「権力者に守られているから死刑にはならない」などと口走っていたのです。もちろんこれは妄想に過ぎせんけれど、妄想に燃料を備給したのは、ヘイトスピーチ生活保護受給者への罵倒や「病気は自己責任」論や嫌韓・嫌中本であり、特定秘密保護法共謀罪の前提にある「国内に反日勢力がうじゃうじゃいる」という現実認識です。それらはリアルに今ここに存在しています
返信先: さん
これが一番こわいことだね。SNSの匿名性は、この動きを加速していますね。



☆もうすでにネトウヨレイシストが似たようなことをやっている。そういう行為にお墨付きを与えるのが共謀罪