「百地章著『緊急事態条項Q&A いのちと暮らしを守るために』をパラパラめくってるが想像以上にひどい」

関東大震災のときの虐殺に関してもひどいこと書かれてる模様。
百地章著『緊急事態条項Q&A いのちと暮らしを守るために』(明成社)が届いたのでパラパラめくっているが想像以上にひどいなこれ。
百地「明治憲法について、特に緊急勅令が効力を発揮したのは関東大震災とし、「「朝鮮人虐殺事件」については、明確な根拠もなしに、何千、何万人もの朝鮮人が虐殺されたなどと言った、史実とかけ離れた話が横行しているようです」(19) こんなこと盛大に書くとは。。
百地ひどいの続き。19ページから抜粋。「その混乱の中で、朝鮮人独立運動家や社会主義者たちが一斉に放火、殺人、襲撃、テロを行いました。そこで混乱を収拾し治安秩序を回復するため、震災発生の翌日の9月2日、緊急勅令によって戒厳令の一部が施行されました。」
百地続き「したがって戒厳令朝鮮人虐殺とは直接関係がなく、むしろ治安を守り、民心を安定させるために貢献したのが戒厳令…」たまたまめくったページでこれだよ。。
要するに、百地氏、工藤美代子本をそのまま引っ張って来て、戒厳令はいいことだったんだ、だから緊急事態条項もいいこと、という主張の様子。
twitter.com/yamtom/status/… お仲間の誰かが垂れ流した愚論を「権威ある研究結果」のように引用することで「権威」を付与し合うという産業 歴史ロンダリングとでも呼べばいいのか
しょっぱなからドン引きで読み進めるのが辛い。今から学生連れて太鼓セッションに行かねばならないので、帰ってからまた読むかと思うが、気力が続くだろうか。
百地章「緊急事態条項Q&A いのちと暮らしを守るために』の裏表紙。「根拠のない情報」や「デマ」「レッテル貼り」に対抗するというコンセプトのようだが、この本自体がデマのオンパレードなのではないかと。