続報真相 安保法施行揺れる元自衛官 平和って何だ、これじゃない

続報真相 安保法施行揺れる元自衛官 平和って何だ、これじゃない

米国の戦争のために海外に出る新たな任務は納得できないとの思いを語った上で、悩んだ末の結論を自分の言葉として訴えた。「憲法9条は国民を守る最強の盾としてつくられた」

長崎県佐世保市在住の元海曹長、西川末則さん(64)はフェイスブックで、自衛官やOBらに今夏の参院選では野党候補に投票するよう訴えている。目的はやはり安保関連法の廃止だ。36年間、自民党を支持してきたが、考え方を変えた。
自衛官やOB、家族は声を上げなくていい。任務追加が予想される南スーダンの駆け付け警護を拒否したい隊員や家族は野党候補に入れてください。投票は誰にも見られません。命がかかった1票です」
戦闘行為が起これば部隊の判断で撤退できると政府は説明するが、西川さんは非現実的と考える。「安倍晋三首相は現場を知らない。交戦状態で現場指揮官の判断で撤退するなんて、できるはずがない」