震災5年目の釜石を訪ねて~被災者支援と「場づくり」


震災5年目の釜石を訪ねて~被災者支援と「場づくり」
今回は、東京のスタジオを飛び出し、東日本大震災の被災地、岩手県釜石市から社会活動家の湯浅誠がお送りします。
2011年3月11日に発生した東日本大震災。同市では死者・行方不明者あわせておよそ1,100人という犠牲者が出ました。
震災2週間後に釜石に赴き、以来、被災者との交流を通じてコミュニティ作りのサポート、場づくり支援を行ってきた湯浅誠。震災からまもなく5年を迎える釜石が今どういう状況なのか、現地からリポートします。
釜石市の田中透副市長には、復興の現状と、被災者支援としてこれまで力を注いできたコミュニティビジネスについてインタビューします。
また、NPO法人hands代表理事の菊池隼さんには、釜石市の南東部に位置する平田(へいた)地区の仮設住宅を案内してもらいました。震災直後から、岩手県沿岸部の復興支援を行ってきた菊池さん。自身も平田地区の仮設住宅で暮らしながら、「場づくり」支援を行っています。
そして、今年6月に閉鎖される甲子町(かっしちょう)の仮設団地からは、住民の方々の声をお伝えします。住民の孤独死をきっかけに、仮設住宅内でのコミュニティづくりに尽力してきた萬敬一郎さん、宮崎敏子さん。震災から5年が経って、今思うこととはどんなことでしょうか。じっくりとお話を伺います。