20151020のりこえねっとTV「震災から4年半…原発事故後を生きる私たちが問われていること」鎌仲ひとみ×北原みのり


福島第一原発の事故から4年半。
オリンピック誘致の際「汚染はコントロールされている」と明言した安倍首相の発言とは­裏腹に、
原発事故の収束と被災地の復帰・復興へは長い道のりがあり、課題が山積しています。
そして今年政府は、川内原発の再稼動、避難指示区域の解除、
自主避難者へのみなし仮設住宅の提供打ち切り決定(2017年)といった、
棄民政策とも言われる政策を立て続けに打ち出しました。
そうした原発事故後の影響下で、不安を抱え迷いながらも、
子どもたちを守ろうと立ち上がった人々を描いたのが、
ドキュメンタリー映画『小さき声のカノン』です。
今回は『六ヶ所村ラプソディー』など“核をめぐる三部作”でも知られる
映画監督・鎌仲ひとみさんをお迎えし、
その最新作をベースにお話をうかがいます。
聞き手は北原みのりさんです。

<出演者>
◆鎌仲ひとみ(かまなか・ひとみ)
映画監督。
早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。
90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映­画制作所へ。
95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。
主にNHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」など番組を多数監督。
2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャ ―世界の終わりに」を監督。国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。
2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外800ヶ所で上映。
2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」も全国700ヶ所での上映に加え、
フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映が進んで­いる。
2011年度全国映連賞・監督賞受賞。
2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売開始。国内外900ヶ所で上映。
2015年3月より新作「小さき声のカノン」を全国で上映中。
多摩美術大学非常勤講師。
著作に「原発のその先へ-ミツバチ革命が始まる」「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」
共著に「鎌仲監督VS福島大学一年生」「今こそ、エネルギーシフト」「ドキュメンタリ­ーの力」「内部被曝の脅威」など。
WEB:http://kamanaka.com/
Twitterhttps://twitter.com/kama38
『小さき声のカノン』公式サイト:http://kamanaka.com/canon/

北原みのり(きたはら・みのり)
のりこえねっと共同代表。作家。
1970年生まれ。1993年津田塾大学国際関係学科卒業。
1996年、日本で初めてフェミニズムの視線で女性だけで経営する
セックスグッズショップ・ラブピースクラブを始める。
著書に「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)
「毒婦。木嶋佳 苗100日裁判傍聴記」(朝日新聞出版)
「さよなら、韓流」、朴順梨と共著の「奥さまは愛国」(共に河出書房新社)など。
Twitterhttps://twitter.com/minorikitahara

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