これが世界の現実…戦後の戦争すべて「集団的自衛権」口実に

これが世界の現実…戦後の戦争すべて「集団的自衛権」口実に

戦後、国連の安保理に報告された「集団的自衛権行使」の代表例は、ざっと14あるという。直近は2001年のアフガン戦争だ。9・11同時多発テロを受けたアメリカが反撃する時、同盟国のイギリスやフランスなどが一緒に戦った。
行使された14の「集団的自衛権」は、
民主化の弾圧〉
〈冷戦の代理戦争〉
〈旧植民地の利権確保〉
〈内乱への関与〉
の4つに分類されるという。



集団的自衛権行使の実態―これでも憲法9条に違反しないのか!)



「国連の集団的自衛権」という名を悪用した、米ソ冷戦の代理戦争であり、民主化運動の弾圧であり、旧植民地利権の確保であり、内戦という権力闘争への関わりであった。
 歴代の日本政府が憲法第9条を楯に「権利は持つが、行使はできない」というわかりにくい説明をした理由は、集団的自衛権行使の実態を見ればよく理解できるのではないか。これからの国際情勢を見るに、通常の国際紛争に重なり、高度で複雑化したテロ事件や「ISL」による異常事態など、想定できないことが起こり得る。